パン・洋菓子用の米粉リ・ファリーヌでオイルマフィンを作った記録。低FODMAPでグルテンフリーなおやつを目指す実験の備忘です。低油脂も少しがんばりたいけれども、無理せずおいしい所を目指したい。罪悪感のないちょっと甘めのおやつを目指しています。

米粉マフィンの材料(6個取りマフィン型5個分)
普通の小麦粉マフィンの小麦粉を米粉に置き換え+味わい効果を期待してアーモンドプードル+はちみつを入れてみました。ヨーグルトは、しっとり効果を期待。
- 米粉(リ・ファリーヌ) 90g
- アーモンドプードル 10g
- ヨーグルト(自家製) 70g
- 米油 40g
- きび砂糖 30g
- はちみつ 15g
- 卵(Mサイズ) 1個
- ベーキングパウダー 4g(小さじ1)
- カラメルタブレット 1個につき5gほど
- クランブル・パールシュガー・チョコチップ・クルミなどトッピング 適量
脂質量計算
夫のクローン病対策で脂質量を算出。一個あたり 脂質約10g(米油100%、アーモンドプードル54%、卵10%、ヨーグルト3%)。チョコチップ、クランブルの脂質は含まない。
米粉には色々ありますが、初めての米粉は生協(コープデリ)でも注文できるリ・ファリーヌ。米粉によってずいぶんと出来上がりが違うようなので、とりあえずしばらくこのお粉で実験していきます。
使用したマフィン型
富士ホーローの6個取りのマフィン型を使いました。うちの30cm四方の天板の真ん中に置けるサイズです。そのままでもくっつかないらしいですが、グラシンカップ(9号)を入れて使ってます。
マフィンを焼くのに使っているグラシンカップは、くっつかないタイプ。
焼き上がって、型からはずそうと持ち上げると、ぽろっとカップが落ちる位くっつかない。ただ、市販品のようにカップとマフィンが密着したような仕上りにはならないので、プレゼントには向かないような気がします。
パウンド型とかパンの型とか、型によってちょうどいい生地量はそれぞれなので、型に合う生地量のレシピが沢山あって便利な浅井商店の型にぴったりレシピ集(マフィン・マドレーヌ・フィナンシェ)は超便利。よく参考にしています。
マフィンの作り方
油以外の液体を全部まぜ、粉類を小分けに投入。全体に混ざったら油を投入してさらに混ぜ、つやっとしたら、チョコとかナッツとかカラメルとかを適宜入れながら型に入れました。
米粉はダマにならないのでふるわなくてOK、とある記事をどこかで読みましたが、ダマになる事もあるので、ふるうか泡立て器でぐるぐるするかした方が良いです。
型に入れたら、各種トッピング類を乗せ、余熱した170度のオーブンでいい感じになるまで様子を見ながら焼きます。うちのオーブンでは25分前後です。

焼き上がったら、熱いうちに型からはずして、そのままビニール袋をかぶせています。米粉モノはぱさつきやすいらしいので、粗熱取るついでに保湿します。人肌温度になった頃に取り出して、試食する以外はラップに包んで冷凍しました。びちょびちょにはならなかったです。
出来上がり
ほの温かいくらいに冷めたところで試食。もっちりしてました。ふわふわ感はあるけれども、消えていくようなふわふわではなく、噛みしめられるようなもっちり。
お米だなあ、という感じがします。お米の甘さもじわじわ感じます。癖になる感じ。
そして、上にトッピングしたパールシュガー(ワッフルシュガー)が良い仕事をします。
ベルギーワッフルとかに入っているつぶつぶしたお砂糖なんですが、ほんのり溶けた部分とカリカリした食感のコントラストが楽しくておいしくて、これを乗っけたり入れてパンとかマフィンとかクッキーを焼くと、かなりおいしくできあがります。おすすめです。
下の写真は焼き上がったマフィンを割ったところ。真ん中あたりはぎゅっとつぶされたように見えるけれども、感触はふんわりしてました。気泡的なものはないです。茶色っぽいのはカラメルタブレットを砕いて投入したもので、ちょっと艶々した断面が見えるのは、クルミです。

割っても、ぼろぼろ崩れる事はなくて食べやすいっちゃー食べやすい。小さいつぶつぶが密集してる感じ。外側はさっくりしていて良いです。食感の違いも楽しいし、これはこれでおいしいけど、マフィンじゃないような気がします。
冷凍したマフィンはレンチン解凍でふわふわ復活します。500Wで20秒くらい。電子レンジの都合もあるので様子を見ながらチンします。
レンチンした後、グリルでちょっと焼くと外側さっくりが復活しました。うちはトースターがないので、魚焼きグリルでトーストしています。
米粉でマフィンとか作りたい理由
なんちゃって低FODMAP食をちょっとやってみようと思ってます。低FODMAP食とは、小腸内で消化・吸収されやすいといわれる種類の食事のこと。あまり推奨されない高FODMAPな食品を多くとると、消化吸収されなかったものが大腸で発酵、各種不調の原因となることもある、という学説で推奨されている食事法です。
低FODMAP食は、高FODMAP食品を食べない食事方法ではありません。あくまでも、お腹と相性の悪い食品を探るための方法です。
https://hc.mt-pharma.co.jp/site_cerekinon/self-medication/dietary-cure/article/about-fodmap.html
で、上記引用のように、高FODMAPに分類される食材の中でも、その人によって合う合わない、食べても大丈夫食べちゃだめ、があるらしく、この学説が正しいかどうかもまだわからない。
夫はクローン病なので、とりあえず低脂質、低残渣な食事を心がけてはいるけれど、何か良い効果があるかもしれないので、少し小麦粉を控えめにしてみようか、という事を今年からはじめてみました。夫にとって小麦粉が良いのか悪いのか分からないけれども、無理のない範囲で少し減らして様子をみてみようか、な感じのゆるいなんちゃって低FODMAP食です。
この理解も合っているかどうか怪しいし、合うかどうかも人それぞれなので、気になる方はお医者様にご相談ください。
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