家庭用ミシンでかんぬき留めをする方法

補強やデザイン要素の閂留め(かんぬきどめ)は、既製品のものは専用のミシンがあるのだと思うけれども、家庭用のミシンでもそれっぽくできるように練習中です。その設定などを記録する記事です。いい感じの設定がみつかったら更新していきたい。

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かんぬきどめとは

既製品のジーンズのベルト通し、ポケットの所、ファスナーの所にある太めの飾りステッチのようなものをかんぬきどめ・かんどめ・閂どめと言います。補強とか、デザイン要素としてミシンで縫ってあるもので、既製品っぽさを醸し出す仕様のひとつと思います。

ファスナーとかの開き止まりとか、ポケット口など、そのままだと縫い目が緩んだり、糸が切れやすかったりでほどけてきたりしやすい部分は、お裁縫本などで「何度か重ねて縫って補強しましょう」と指定してあります。返し縫いを何回か繰り返すので良いと思うんですが、既製品っぽくミシンで閂どめしたいと思って練習しています。目立たせたくない時は返し縫いするけれども、カジュアルアイテムはかんぬきどめが格好いい。。。と思ってしまう。

下の写真は、ショルダーバッグの内ポケットの部分です。いい感じにかんぬきどめられたと思う。
ポケット口は四角や三角に縫って補強する指定が多いですが、こっちの方がかわいいような気がするので、成功するとうれしい。

ミシンかんどめの例

家庭用ミシンでするかんぬき留め

閂留めの出来上がりは、家庭用ミシンのボタンホール縫いの半分側ができればいいわけなので、ジグザグ縫いの設定をいじって、好みのかんぬき止めの設定を探します。
私はすぐ忘れるので、各種設定と一緒にマステに書き込んで、ミシンに貼っています。

私のミシンはジャノメの家庭用ミシンIC401(808型)。まったく参考にならない方も多いとは思うのですが、とりあえず、最近の設定です。模様番号は本体に表示してあるのでその番号を選択。

閂留めのミシンの設定

模様番号07(ジグザグ縫い)+縫い目の幅2.0+縫い目の粗さ0.5

縫い目の幅は、出来上がりのかんどめ幅なので、好きな幅にします。
縫い目の粗さは送り幅。ぬい目のつまりぐあいが決まってくるので、これは試行錯誤して探ってください。送り幅が小さすぎてもなかなか進まないし、みっちりしすぎても格好悪い。そして、大きすぎるとただのジグザグ縫いになるので、いい感じの設定値を探します。

ジャノメのミシンは、縫い目の長さというか、縫い進む長さが粗さと表現されていて、ちょっとわかりにくい。取説にかんどめ設定は書いていなかったんですが、もしかしたら取説に書いてあるメーカーもあるんじゃないかと思ったりもします。取説がお手元で見つからない場合は、メーカーのWEBサイトにあると思います。

かんぬき止めの縫い始めと縫い終わりは、ジャノメは止め縫い機能があるのでそれ使ってますが、縫い目が詰まっているので、何もしなくても大丈夫な気もします。

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かんぬき留めの縫い方のコツ的なこと

かんぬき止めを縫い進んで行く途中、うまく縫いすすまないと均等な縫い目にならなかったり、裏に糸団子ができたりします。ちょっとずつ縫い進んでいくので、うまく進めない時の事故が大惨事になり、ほどくのも大変です。失敗ボタンホールみたいになります。

失敗の原因は、ジグザグ縫い進行中に縫っている部分の布の厚さや質感が変わる事のように思います。ミシンが布をきちんと送れるようにすれば、事故軽減につながります。ミシンの押さえ金がしっかり生地を押さえられるようにすれば良いので、布の重なりが厚い方から薄い方に縫い進めると成功しやすいです。

ミシンかんどめの縫う方向

上の写真は、バッグの外ポケットの一部分。写真の上側がポケット部分で、本体+ポケット分の厚さがありますが、下側は本体だけで薄いです。厚い方から縫う方が安定して縫えるので、矢印の方向に縫い進んでかんぬき留めしました。奥からスタートして、手前側が縫い終わり。縫い終わる場所も見えるので、長すぎた!という失敗も減ると思う。

ボタンホールもそうですが、押さえ金に何か当たったり押さえる角度が変わったり、環境というか縫ってる場所にあまり変化がないように注意して縫うと、うまくいきやすいように思います。

失敗したら、縫い目にリッパーを差し込んでほどきます。やり直し回数が多いと布が傷むので、少ない回数で成功したい。捨て縫いがない分、失敗ボタンホールよりはほどきやすいです。

ついでに和裁のかんぬき留め(手縫い)

和裁のかんぬき止めは、見える所は丁寧なかんぬきどめをしますが、見えない部分(肌襦袢とか長襦袢とかの袖付けとか)は簡単なやり方で縫ってしまっておっけーと習いました(先生によります)。
簡単バージョンは、長い糸玉を作るような感じで、かんぬきどめを作ります。
手縫いの縫い終わりの玉留めの時、針に糸を巻きますが、その回数を増やすと長い糸玉が出来ます。針を抜く時は、一気に抜いて糸に遊びとか緩みが出ないようにします。

手縫いの簡単バージョンかんぬき留め

見える場所用の丁寧バージョンは、糸を数回渡して、そこに糸を巻き付けて結び目を並べていく、リリアンみたいな、糸ループを作るみたいな方法です。糸ループは編むほうじゃなく一目ずつ結び玉を作る方です。ブランケットステッチとか、手縫いボタンホールの縫い目とかのあれです。糸ループのボタンホールとかベルトループの短いバージョンで、数ミリなのですぐできます。結び目は整っている方がキレイなので丁寧に結びます。

なんというか、ボタンホールも閂止めも、試し縫いならうまくいくのに、なぜ本番縫いでは失敗しがち。失敗が目立ちそうな場所に使う勇気はまだないですが、うまく出来たらそれはそれはうれしいので、いずれは閂止めでばってん模様とか出来るようになりたい。

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