ファスナーのサイズの違い・3号4号5号の比較

夫コートを縫った時にファスナーをカスタムしたのでその記録。ファスナーのサイズによって印象が違うので、今後の色々のための備忘に。

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ファスナーのサイズについて

ファスナーには太い細いがあって、見た目と強度の大小に違いが出ます。一般的な普通のお洋服や小物を作るにあたって強度はあんまり関係ないので、見た目重視で選んでいいんじゃないかな、と思います。太いとごっついし目立つしかっこいい、とか、細いと繊細な感じがする、とかそんな感じ。

実店舗でファスナーを選ぶ時は、見た目や印象や触った感じがすぐわかるけれども、通販の場合は手元にあるファスナーと比較して選ぶ事になると思います。

ファスナーのサイズは、ファスナーの引き手(スライダー)の裏で確認できます。
日本のファスナーの95%はYKKなので、たぶん、どこのおうちにも何かしらあると思うので、ジャンパーとかバッグとかのファスナーを見本にすると、予想と大幅に違う事態が減ると思います。

ファスナーの引き手裏のサイズの表示

YKK 4と刻印されているのは、4号という事です。ただ、メタルファスナーとコイルファスナーでは同じ号数でも太さが違ってくるので、務歯(エレメント・ファスナーがかみ合う部分)が同じ形のファスナー同士で比較します。

ファスナーの疑問は、YKKのwebサイトへ。基本から記載されていてわかりやすいです。

YKK㈱ ジャパンカンパニー
YKK㈱ ジャパンカンパニーによるYKKのファスナー、ファスニング関連商品に関する情報サイトです。ファスナー関連商品の選び方、使い方、商品に関するよくある質問を...

メタルファスナー5号とカスタム引き手

ファスナーは、太さ・テープの色・務歯(ムシ・エレメント)の色・引き手がカスタム可能。好きな組み合わせで作りたいアイテムに合わせたファスナーが作れます。既製品は、ほんと色々なファスナーが使われているけれども、それにちょっと近い事がハンドメイドでも楽しめてしまう。

下の写真は、夫のコートのフロントファスナーの引き手部分アップです。
メタルファスナー5号(5M)で、テープ色は076(灰グレー)、務歯の色はアンティークシルバーです。務歯は、手にやさしいEXCELLA®というのもあるのですが、これはスタンダードです。

引き手の型番は、DA8LH。一番広い部分の幅が12mm。
手をはなすとロックされるオートマチックスライダーなので、ずるずる落ちてきません。

夫コートのファスナーのアップ・引き手DA8LH

引き手(スライダー)の色も、金色・銀色・黒っぽいのとか色々選べます。手芸店で売ってるのはよく売れる定番の組み合わせなんだと思うのだけど、好みで色々組み合わせるのは楽しい。

3号と5号の比較

メタルファスナー3号と5号の比較

左側がメタルファスナー3号(3M)。テープを叩く付け方でついているので、左側はテープがまるっと見えてます。きらきらの銀色の務歯です。

3号のファスナーは、紺色のテープにシルバーの務歯です。引き手はDADR4。
テープの色を選ぶ時は、テープの色見本帳もあるのだけど高いので、シャッペのミシンの色番号でテープの色を表現しているお店などで確認すると良いと思います。

シャッペの色見本帳はお手元にあると何かと便利です。

ファスナーの務歯の幅(3号・4号・5号)

5Mファスナーの務歯の幅

5号のメタルファスナーの務歯の部分、幅は約5ミリ。
縫い付ける前ですでに重さを感じます。メンズのジャンパーとかスポーツバッグとかのファスナーでよく見るサイズです。

4号と3号のファスナーの務歯の幅

左側のエンジテープ+アンティークゴールドが4号、右側の紺色テープ+シルバーが3号。
務歯の幅は、4号は約4.5ミリ、3号は約3ミリです。

見える部分の違いは幅なんですが、実際には幅よりも厚さの違いがごつさ・華奢さを印象づける気がします。さらに、務歯が広く大きくなるにつれ、大きく厚くなるスライダーもそれぞれの印象の後押しをするように感じます。

YKKのファスナーのWebサイトに、ファスナーの引き手カタログがあります。下のページ(スライダーの説明ページ)の一番下にあります。見ているだけで楽しいです。

スタンダード | YKK㈱ ジャパンカンパニー
スタンダード

ファスナーの長さ調整とショップ

ただでさえメタルファスナーはごついので、女性向けはシルバーを強く推奨したい。

上の3号のシルバーファスナーはアベイル・コマドリで買いました。テープの色は何色かから選べて、作りたいお洋服の長さに合わせて美しくカットしてくれます。

4号はどこかの福袋ファスナー。何を作るか決めずに買っておいたファスナーとか、ファスナー福袋とかに入っていた在庫ファスナーの長さ調整は、くいきりを使って務歯を取って、使いたい長さにします。アクセサリー用のニッパーでも一応は取れるんですが、私はテープを痛める事が多かったので、くいきりをオススメ。

ファスナーの端っこの止めの金具を締める時にニッパーを使うので、ニッパーもあると良いです。

務歯をもぎり取るのには慣れが必要なので、小物用ファスナーなどで練習してからが良いです。無理矢理引っ張ると、テープを痛めてしまいます。

夫コートに使った5号ファスナーは糸屋さんボビンでお願いしました。オープンファスナーだけでなく色々ファスナーが選び放題です。糸もあるからまとめて買えて便利。

ミシン糸のお店 『ボビン』
ミシン糸なら何でも揃います。 洋裁・ニットソーイング・手作り大好きの方に役立つ商品を用意しております。

オープンファスナーでなくて良ければ、テープ色と務歯カラーと長さと引き手が選べる下記のお店も良さそうです。ポーチとかバッグとか小物作りの時のファスナー選びの一助になればうれしいです。

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