本格メンズ服のカジュアルなシャツ

写真集のように愛でていた「パタンナー金子俊雄の本格メンズ服」から、サイズ感が気になったので比較的簡単そうなシャツを縫ってみた記録。残り布とか中途半端ボタンの消費運動も兼ねてます。

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本格メンズ服

パタンナー金子俊雄の本格メンズ服。本格派な感じの敷居の高いタイトルで、確かにジャケットやパンツの本格派な技が沢山で図鑑のように愛でているだけでも楽しいです。でも、全部が難易度高い訳ではなく、勉強になるご本です。買って良かった。

シャツのほか、カットソー、カジュアルパンツ、肩パッド入り本格ジャケット、本格パンツ、コートが載っています。アイテムそれぞれ、なにかしらアレンジされたものがあり、部品の組み替えの妄想も楽しいです。

本格メンズ服のシャツ

日本ヴォーグ社のインタビュー記事「手の人「金子俊雄さん」」もおすすめ。

手の人 『 金子俊雄さん』 part.01
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用尺と変更点

ベースはアウトドアシャツのMサイズ。指定用尺は110cm幅で2.5m。今回は、別のシャツ作った残り布使い切り企画で、生地が足りない分はアレンジしました。

変更したところ

前立ては左右身頃ともに三つ折りにしました。この生地で作った別のシャツの時に、今回使った残布分にかかるように前立てを取ってしまったので、残った布の中からはひと続きでは取れなかった。接げば取れるけど、別にそこまでしなくても、と。折るだけ前立ては作るのは楽だけど、シャツではなくブラウスに見えるので、夫用にはできない。

カフスは布の都合で横向きに取ったら悪目立ちして良くなかった。生地に柄がある時は注意しようと思う。

ポケットは、左右についていたのを片胸だけにし、元デザインにちょっと近づけようとボタンホールは開けてみた。フラップ2個分とポケット1個分の布が節約できてお得。

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生地と副資材

使用した生地は、綿100%の先染ヘリンボーンワッシャー。145センチ幅。1.6m+端切れを使い切りました。
3m買って、他のパターンでメンズサイズのシャツ(Lサイズ)を作った残りです。

ボタンは、ボタン箱に入っていたシャツ用ボタンを適当に使ったので色が揃っていないです。ユニクロシャツなどについていた1.1cmのボタンは大量にあるし、自分用だし適当でOK。

剣ボロ部分に付けるボタンは、前立てやカフスよりも小さいボタン。もともと数が少ないし、力ボタンなどに使ってしまって意外と残っていないので、9mmボタンを買いました。小さいボタンはボタンダウンシャツにも使うし、あって困らないし、色にこだわりもあまりない。でも、2つ穴ボタンにしておいた方が付けるの楽だったかもしれない。

本格メンズシャツのシャツの部分

ポケットはアクセントになるかも、と余ってた白いボタンにしてみたけれども、あまりよくなかった。もっと豪快に全然違うボタンにする方がまだ良かったかもしれない。

サイズ感と感想

本格メンズ服らしい、本格派な作り方のドレッシーなクレリックシャツは1cmの縫い代で折り伏せ縫いステッチ3mmとかテクニックが必要そうですが、カジュアルなシャツシリーズはそんな事ないです。2cmの縫い代で1cmの縫い代をくるんで8mmステッチ指示で普通。他の手持ちのメンズ服本のシャツと同じような感じで、苦労なく縫えました。とりたてて変わった事もなく、早く作っておけば良かった。手順写真も沢山あって親切な本です。

本格メンズシャツ

今回使った型紙はMサイズ。著者が同じ金子俊雄さんの「オールシーズンのメンズ服」よりも気持ち大きい仕上りサイズに設定されているようです。シャツの胸周りで、Sから3Lの各サイズそれぞれ1cmずつ大きい仕上りになっていました。

年齢が上がった、少しゆったりしたボディ向けなんだろか。
出来上がって着てみた感じ、163cm中肉の私には大体いい感じで、ただ袖が少し長い。
174cm痩せ気味の夫には袖丈が1cmくらい短い。身幅や着心地は今のところちょうどいい感じで、袖丈を出すだけでいけそうな感じなので、夫シャツに良さそうな生地を探そうと思います。

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