みんなのカットソーのTシャツと付け衿

夫用に七分袖のTシャツを作った記録。余った生地でタートルタイプの付け衿も作りました。

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みんなのカットソーのロンT

七分袖のカットソーが欲しいとの事だったので、かたやまゆうこ先生の「みんなのカットソー」に載ってるロンTを七分袖で作りました。試作&試着してもらったろころ、夫には袖幅が狭かったので袖ぐりと袖幅を少し変更しました。型紙の調整方法も書いてあるので、初心者でも安心。

みんなのカットソーのTシャツ

みんなのカットソーについて

みんなのカットソーは、ごくごく普通のニットアイテムが載っていて良い本です。紙の本はもう出ないようです。電子書籍はあるんですが、型紙はコットンフレンドマルシェで販売しています。

ロックミシンでなく、家庭用ミシンでも縫えるようになっているからか、首回りは広めです。Tシャツは、伸縮縫いでない縫い方でも頭が入りました。身幅が広めで、長袖は袖幅が細めな気がします。ドロップショルダーで着るとちょうどいい袖幅なのかもしれません。

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はじめまして。cf Marche(cfマルシェ)です。ハンドメイド雑誌「コットンフレンド」がおすすめするハンドメイドキットや手芸、ソーイング素材を中心にご紹介し...

子供用から男性もいけるサイズまで、サイズ展開が幅広いですが、大きめなデザインもあるので仕上がりサイズを確認してから作ると良いです。シンプルな普通のデザインなので、型紙をお手持ちのニットなどに重ねるだけで簡単に確認できますが、型紙は縫い代を含んでいるので注意が必要です。

使用生地

薄すぎず厚すぎない生地がいいというリクエストで、中厚手の生地を探しました。黒いボーダーが20番双糸天竺・先染めMIX杢ボーダー(幅165cm)、グレー×白が、20/双糸天竺(幅130cm)。

普通のバスクTシャツより薄くて柔らかく、ユニクロとかのプリントTシャツよりは厚い生地です。ヘビーウェイトTシャツよりは柔らかい手触りで厚さは似た感じ。

今回の2種類の生地はどちらも20番双糸とありましたが、手触りがまったく違い、黒いボーダーの方が柔らかでくたっとした感触、グレー白は張りのあるしゃきっとした感触です。買ってみるまで、違いはわからなかったのです。ニット生地を選ぶのは、本当に難しい。

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初心者でも扱いやすいと思う生地

家庭用ミシンで縫う部分も出てくるし、扱いやすい生地が良いです。買い物失敗を繰り返して、なんとなく分かってきました。失敗といっても生地が低品質ではなく、扱いきれないとか用途に合わないとかの失敗です。

ニット生地の伸びあんばい・テンションが低目~中のもので、厚さはそれなりに厚目のものが扱いやすいです。厚さ表記の中肉とか中厚は、思いのほか薄目の事が多く、生地のおすすめ用途で、Tシャツ、レギンスあたりしか書いてないもの、透け感があると書いてあるものは、避けた方が安全。

下の写真は、まつり縫い押さえの説明で使った写真で、余計な矢印がついていますが、生地の側面というか断面が見えていて、厚さのイメージがわかりやすいかな、と。くたくたしているより、張りがある方が折ったり揃えたりする作業がしやすいです。

ブラインドステッチ押さえで縫った時

ジャガードや裏起毛はそれなりに厚さがあるので扱いやすいです。

ニット生地は、扱いにくくなるので水通しは私はしていませんが、ごくたまに洗ったら縮む生地に当たることがあります。20センチ四方程度の生地を洗濯してみると、ある程度分かるような気がします。私は、縮む生地でも水通しはしないで、気持ち大きめに作るようにしています。

副資材

接着テープを貼る指定は肩だけですが、襟ぐりにも接着テープを貼りました。だるーんとなりませんように、という願いを込めて貼りますが、頭の大きさは事前に確認しました。

縫い代をロックする糸は90番の大きい巻きのもの、左針糸は60番の家庭用ミシン用の糸を使いました。ニットソーイング用の糸もありますが、ちょっと高いし違いがよく分からないです。

余った生地を使い切りたい

Tシャツを作った生地が微妙に余っていたので、作ってみたかったタートルネックのパターンで頭が入るかどうかの確認を兼ねてタートルの付け衿も作ってみました。頭が大きいので実験大事。

みんなのカットソーから付け衿

型紙は、みんなのカットソーの長袖タートルの衿周りだけトレースしたものベースです。前下がり・後ろ下がりは適当な長さで、周囲はフリーハンドの適当ななだらか曲線です。着用すれば見えなくなるので、適当で大丈夫だと思いました。

裾というか周囲は、ロックして折って家庭用ミシンでステッチ仕上げです。写真は出来上がり直後でアイロンかかってますが、洗濯してもくるくるししなかったので良かった。

ニット生地を家庭用ミシンで縫う時、うまく縫えない時は、上送り押さえ(送りジョーズ的なもの)を使うと縫いやすいです。また、生地が伸びて歯が先に送れない事が原因な場合が多いので、伸び止めテープを貼るのも対策として有効です。

今回作ってみた付け衿、身頃部分の長さは15センチくらいですが、上に着るセーターとかで押さえられるからか、飛び出してくるとかなくて便利。もう少し長いと暖かいかも。量産しようと思っています。

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