ニットパンツを作った残り生地の使い切り企画。ニットパンツ2本分の残布では足りず、不本意ながら買い足して、メンズのパジャマの型紙であったかそうな上着を作った記録。厚手の裏毛ニットを使ったので、寒い季節によさそうなものになりました。
残布活用ニット上儀の材料と型紙改造
似た感じの3種類のニット生地を使用しました。布の在庫や残ったハギレ類が似た色の生地ばっかりで残念に感じていたけれども、在庫消費&使い切るという観点から見ると、そう悪いことばっかりではないかもしれない。センスなくてもなんとなく組み合わせられるかもしれない。
今回作るのは、おうち着で着るのは自分なので、ニット生地の種類が裏毛だったり裏起毛だったりの違いは気にしない。

夫用のニットパンツを作った残りのハギレの量
裏毛ニット(170cm幅×2m買ってパンツ2本作った残り)は、細長い感じの結構大きめのが残っていたので、前身頃と見返しとパッチポケットと裏衿をこの生地で。厚手トレーナーな感じの生地です。
裏起毛ニット(165cm幅×2.5m買ってパンツ2本とミニスカート作ったのの残り)は、後ろ身頃がギリギリ取れるサイズだけ残ってたので、後ろ身頃にしました。これも厚手。
どちらもお洗濯をしても簡単にはへたらないよい生地でした。セール品であるだけ品だったのが残念。
夫用ニットパンツは、シルエットのキレイなメンズパンツの裏表紙のジョガーパンツです。布帛でもいけるし、裏毛ニット類ならそんなに伸びないのでロックミシンと家庭用ミシンでいけて良かったです。
追加で買った生地
袖分が足りなかったので、裏毛ニットの40センチカット済みハギレを追加購入しました。まだまだハギレとか微妙な量の生地が残ってるというのに、わざわざハギレを買うのもどうかと思うけれども、使い切りのためなので、ギリギリ足りそうな量で、厚さも色もなんとなく良さそうなもの追加購入。400円です。超お得。
裾リブとか袖口リブ分は共布でいいと思いつつ、足りなかったら、色が合わなくてもテレコを使おうと思っていたので、袖丈が確保できればいいかなーと思いました。使い切れたので良かったです。

ハギレだけあって、あるときだけの生地でリピート不可。綿100%ショートループ裏毛スウェット、生地厚み2.5~3mmの厚手タイプ、カス残し仕上げのテンションやや低(~中)という説明の生地。
確かに厚い。厚手で普通のトレーナー的な柔らかさはなく、しっかりどっしり。
これを買ったのは、布帛生地も売ってるニット工房さん。カット済みアウトレット生地は、あれやこれやと悩むのも楽しいです。通常の量り売りもちゃんとあるので、一緒にぜひぜひ。
今回使用の型紙と同じ型紙で作った他の作例紹介
今回も、オールシーズンのメンズ服のパジャマの上着のSサイズを改造した型紙を使っています。開衿風の衿だったものを、前中心まで伸ばして丸襟にして、スタンドカラーにしました。ボア生地を使ったふわふわ衿のバージョンは下記のリンクからどうぞ。
私には腰回りがきついサイズですが、今回はニット生地だし、おうち上着ならボタン全部を閉じて着ない事も多かろう、と型紙の修正はしないでそのまま進行。縫う時に気持ち縫い代を少なめにすれば、ちょっと、一回り大きい的なサイズになるのでたぶん大丈夫と見込みました。正解でした。
ニット生地の上着の完成写真・パーツ説明
後ろ身頃は、裏起毛。ふわふわで通気性がなくてあったかいです。夏になろうかという時期に作るものではないですが、寒くなり始めた時に使えるから、それはそれで良いかもしれない。

見返しは、布帛の時は折ってステッチだったけれども、ニット生地で分厚いので、布端をロックして叩く式に変更。型紙に含まれる縫い代分は誤差の範囲と思うので、気にせずいじらずそのまま流用しました。
裏衿と、前身頃は厚手のトレーナー生地のような感じなので、きちんと裏返せるかが心配だったけれども、なんとなくひっくり返せてカドもそれなりに出ました。ただ、洗濯の乾きは良くない。

何かと便利であってうれしい胸ポケットにはpres-deさんのタグをはさみました。かわいい。
裏毛生地とか裏起毛生地は、Tシャツに使われる生地とかに比べてテンション低めで縫いやすくて好きです。本体というか、大体の部分はロックミシンでざくざく縫っても、ステッチは入れたいので家庭用ミシンでさくっと縫えて素晴らしいと思う。伸縮性は望まないので、レジロン糸は使ってないです。
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