ミシンの調子が悪い時に確認すること

縫い目がキレイじゃない(上糸と下糸の調子が取れないとか、目が飛ぶとか)時、ダイヤル調整をいじってもいい感じにならない時に確認するところを記録しておきます。

異音がするとか、ずれてる気がするとか、怪しい時は無理せずミシン屋さんに問い合わせると良いです。

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家庭用ミシン

ミシンを使う時に、ご家庭でできる事はそんなにないですが、ちょっと気をつけるだけで、格段に余計な手間やストレスが減るような気がします。

我が家のミシン

私のミシンは、ジャノメIC401(形式名808G型)。家電屋さんで売ってる普及モデルのコンピュータミシンで自動糸調子機能付き。水平釜でボビンケースはありません。糸調子をいじれる場所は上糸だけで、ほとんど無調整でキレイに縫えるはずのミシンです。

他のミシンをお使いの方にも参考になる事があれば良いなと思います。

①針の確認

針が曲がっていないか、生地と針の号数が合っているか確認します。針の太さが合わないと、うまく縫えないので、適した太さの針が付いているかどうかは大事です。

また、針が古い時も交換します。針は使っていると、針先の鋭さがなくなってくるので、目飛びする時などは、針を新品に交換するのが効果的です。

②ネジ類の確認

縫っていると、振動などで緩んでくるので、ネジ類がしっかりしまっているか確認します。

ミシンの押さえホルダーのネジ

針のネジ・押さえ金のネジ・針板のネジが緩んでないか確認して、緩んでいたらしっかり締めます。

写真内、矢印で指している部分は押さえ止めネジですが、厚い生地や固い生地を縫った後とかは緩んでる事が多いので、特に注意します。こまめに確認した方が良いです。

③糸を通し直す

縫い目が怪しい時は、糸を通し直すと改善する事が多いです。ミシンの糸通しは、ミシン本体にプリントされている矢印とか数字に従って糸を通していくだけですが、通す時はしっかり確実に通します。

ミシンの糸通しのポイント

写真の矢印部分、糸がなにかに噛むのはここだけのように思うので、結構重要なような気がします。個人の感想ですが、ここに注意するようになったら、うまくいく率が上がりました。

ミシンの糸を通す部分

横から見ると板バネっぽい感じになっています。糸を引き出して、面倒くさそうな部分に入る前なので、さらっとひっかけるだけで通過しがちですが、さっと引っかけるんじゃなくて、糸を両手で手前に引っ張り、金属板の間にきちんと糸が入るように心がけます。

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④下糸ボビンの確認

巻いてある糸がとても少なくなってないか、入れる時の糸の向きが合っているか確認します。これも、引っかける所にちゃんと通して入れ直します。

ボビンが欠けていたり、ゆがんでいる時は交換します。それぞれの機種にあった予備を用意しておくと良いです。

ボビンを確認する時に、ほこりや糸くずがないかも一緒に確認します。ほこりなどがあると、うまく糸調子が取れません。

ロックミシン

あまりロックミシンの経験値は高くありません。初心者なので四苦八苦しています。

困った時にすること

とりあえず、良くやっているのは2点。針を変えるのと、糸を通し直す事です。

下の写真は、目が飛んだところ。試し縫いで問題なくても縫っている途中、特定の場所でいきなり目が飛ぶ事があります。とても悲しい。

ロックミシンで目が飛んだ

そんな時には、針を1段階太いものにすると、改善する事があります。お試し下さい。

また、ダイヤルをいじっても糸調子が良くならないとか、何かあったら糸をすべて通し直すと改善します。面倒ですが、一番手っ取り早い解決方法です。

それでも駄目な時は掃除してみる

一回でダメならもう一回全部丁寧にやり直してみます。それでもダメだったら、家庭用ミシンだったら針板をはずしたり、ロックミシンだったら開けられる所を全部あけて、中を掃除します。

掃除する際は、取説を確認します。機種ごとに違うと思いますので、掃除の仕方や、針板を外す道具や掃除道具の場所・使い方は取説かメーカーHPなどの動画をご確認ください。取説紛失の場合は、メーカーさんのホームページにあると思います。

楽しいお裁縫の助けになれば幸いです。

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