たまにしか使わないインクジェットプリンター。ホコリが積もらないようにカバーを作った記録です。現物合わせて作りました。
プリンタカバーの材料と有ると便利な道具
コットン生地でも良いとは思うんですが、繊維から細かいホコリが出てくると思うので、電気モノのカバーはナイロン生地を使っています。ホコリが出にくいという要件だったら、ラミネート生地とかコーティング生地でもいいと思うんですが、ナイロンの方が安いです。普通のミシンで縫えます。
材料
- ナイロンオックス
- バイアステープ
今回使ったのは、弱撥水加工のナイロンオックス。裏側に撥水加工されていて、ほつれにくいしツルツル感が少し軽減して縫いやすいです。生地の説明にエコバッグ用に、とありましたが販促品のペラペラエコバッグよりは厚い感じで、ハリもあります。
ぬいしろは、ほつれにくいとは言っても、そのままは見栄えが悪いような気がしたのでバイアステープで処理。カードに巻いてある2mとか3mのものはあっという間になくなってしまいますが、使い回ししやすい色の長尺のバイアステープを在庫しておけば、惜しみなく使えて良いです。
ふちどりタイプのバイアステープを使っています。両折り的な使い方したいなーという時は、アイロンかけて伸ばして、好きな幅にカットしてからテープメーカー通すと細くなるので、長尺も無駄にならないと思う。ただ、手間はかかる。最初からテープ作るよりは楽です。
あると便利な道具
カバーしたいモノ、今回だとインクジェットプリンターのカタチ・サイズに合わせて生地をカットしますが、ナイロン生地はつるつる滑るので、カッティングボードとロータリーカッターですぱっと切ると楽です。裁縫文鎮で押さえても、ずれたり動いたりしやすいので、マステで固定すると良いです。
大体のナイロン生地は、家庭用ミシンで縫えます。押さえ金も普通ので大丈夫です。ただ、細い針だと糸調子が取りにくいような気がします。縫い目が美しくない時は、針を太いものに替えてみるのも手です。
ミシンで縫う時に、まち針やクリップで止めると縫いずれしやすいので、しつけテープで固定すると良いです。縫い合わせる布同士がフリーになってる間隔が広いとずれるというか、上側の生地が余ってしまうので、完全にびっちり固定するのでなくて、半分くらい?止まっていれば、布が余ってギャザーみたいになっちゃったりしにくいです。両面テープみたいなものですが、ミシンで塗っても針がベタベタにはならないです。
カッティングボードは、小物作る時はそこそこの大きさのものが使いやすいですが、お洋服とかを作る時は大きめのものもあると便利です。A2サイズのものを2枚並べて使う時もあります。夫がカッティングボードの比較記事を書いているので、良かったらご覧下さい。
カバーのサイズの決め方と型紙の作り方
サイズの決め方
プリンター本体のサイズに、縫い縮む分とか被せやすさとかの分の余裕を加えて出来上がりサイズを決めます。今回は、幅と長さは、プリンタのサイズにそれぞれの辺で1cmずつ加えました。
大きい部分のゆとりは1cmで良かったですが、用紙トレー部分については1cmの余裕は大きすぎたような気がします。
高さは、プリンタの奥側の少し高くなっている部分を無視して計測しました。ある程度出来上がった状態で試着して調整できるように、裾側の折り返し幅を多めに見繕っておくと安心です。
パーツ分割
前側は、用紙トレー部分が少し出っ張っています。大きく作ってがばっとかぶせる、でもいいんですがスッキリさせたくて、出っぱり専用パーツを作りました。
下の写真の矢印で指している部分が、用紙トレー用でっぱり部分。幅はともかく、高さが合うかどうか試着するまでちょっとドキドキしました。穴を開ける位置は、上から測ります。
ほぼ凹凸のない四角い物体なので、縦横高さを測って、出来上がりサイズを決めます。生地の裁ち方というか、分解は生地の量と相談して決めますが、一体成形で高さ部分をマチで処理すると無駄というか端切れが沢山出てしまうので、基本パーツ構成は、前・後ろ・側面&天面&側面の3分割です。
できあがりの感想
出っぱり部分の高さは、マチを作って処理しただけだったので、ぱっきりしたカタチにならず、見た目がふんわりしてしまったのが残念なところ。前側の折れる部分にも、少し折り目を入れてカタチをキープできるようにすれば良かったと思っています。
黒いプリンタがどーんと部屋にあるより、主張が弱まるので作って良かったと思います。
コメント