レース編みで円形のテーブルクロスを編んだ記録です。パターンは河合真弓さんの「美しい方眼編みレース」掲載の薔薇のテーブルクロス、直径は90cmです。2013年頃の作品です。楽しかったです。
使用糸や道具など
レース編み経験値が低いのでパターン指定通りの糸を選択。糸替えを出来るだけしたくなかったので、100g巻きの大玉を使いました。
- エミーグランデ 100g巻 2玉
- レース針0号
- 丸大ビーズ適宜
本に掲載の見本は白でしたが、黒で編みました。色によって雰囲気が違って楽しいです。エミーグランデは比較的太い糸なので、初心者でも編みやすいし、作品も早く育つので良いです。
かぎ針は、ゴムのグリップがついている方が疲れにくくて、痛くならなくて良いです。ただ、レース編みが向いているかどうか分からない、お試しで何か編んでみよう、という時にグリップ付きのものは少し値段が高いですし、後でセットで欲しくなるかもしれない、となるとバラ売りで買うのも勿体ないような気がします。
それでも、100均一の細い針で初めてのレース編みをするのはオススメしないです。本当に細いので、痛くなるし握りが滑るし、やる気も削がれて、楽しく編めないような気がします。とりあえず最初の1本は、グリップ付きをオススメします。
仕上げ用アイテム
- 洗濯糊
- 連結できるマット
- 虫ピン
- ビニールシート的な大きいゴミ袋
こちらは100均で揃えました。ごくごく普通の洗濯糊と文房具コーナーの虫ピンです。マットは、虫ピンが刺せればなんでも良いです。連結式のものでサイズに合わせて必要枚数を用意しました。
ビニールシート類は、何かしらあった方が良さそうです。仕上がりサイズに合わせて、大きいゴミ袋を開いて使うとか適宜工夫すると安上がりです。
アレンジした部分
途中までパターン通りに編みましたが、縁飾り的な部分は素敵なバラの蕾っぽい感じで、我が家にはゴージャス過ぎて恥ずかしすぎたので省略しました。
糸の残りが少なくなった頃から糸残量を気にしながら編みすすめ、最終段50段目は、方眼1個につき1個、黒い丸大ビーズを編込みました。ぱっと見分かりにくいんですが、キラキラしてキレイです。
縁飾りなしのシンプルな感じが黒糸とマッチして、いいじゃないか、と個人的に思っています。
のり付けブロッキング仕上げ
編み上がった時、薔薇部分は波打っているし、全体にもっさりした状態でしたが、ピンと伸ばしたらそれなりになったような気がします。
仕上げは失敗したくないので、本番作品でする前に、何か小さいもので試してみると安心ですが、どのみち、使っていればホコリなどを吸って汚れるし、そうしたら洗ってまた糊付けしないといけないので、ざっくりでいいんじゃないかと思います。
今回は、パッケージに書いてある濃度の糊液にどぼんと浸け、軽くタオルドライしたものをブロッキングしました。洗濯糊での糊付け濃度は糊の種類や仕上がりの好みによるので、色々試してみるしかないです。
糊付け作業
まず、100均の連結コルクマットの上にガイドの紙を広げ、ゴミ袋を重ねてクリップで留めて台を用意。
↑周囲に252本の虫ピンを打って固定しています。
セーターやマフラーなどのブロッキングと同様に、一気に完成形にまで持っていこうとせずに、同心円に合わせて少しずつ広げていく感じで形作っていきます。虫ピンはけちらない。
二日ほど乾燥させて、ぱりっとさせました。きっちり糊付けできたので、編み上がり直後よりも薄くシャキッとした感じになって、レース編みにしては太い糸でも、繊細な感じになったように思います。
感想など
長編みと鎖編みだけでできて、比較的難易度の低い方眼編み。エクセルでオリジナルの模様を作って楽しんでいたのですが、円形の模様はどうなっているのか、とても気になって編んでみたパターンでした。
手が一定しなくて、編み目が揃っていない恥ずかしい部分も多いですが、楽しかったので記録を残しておきたくて、記事にしました。見てくださってありがとうございます。
このパターンが掲載されている「美しい方眼編みレース」は、2018年に新装版として再版されているようですが、それも現在は入手困難な感じです。この本に限らず、美しい作品の編める本は沢山ありますので、参考になれば幸いです。
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