編み物・お裁縫に使っている我が家のアイロンとアイロン台の使い勝手や感想やメンテアイテムの紹介です。
アイロンの種類の違い
ご家庭でのお洗濯物のアイロン掛けは、頻度やかける物がおうちそれぞれなので、それについてはあまり触れません。以下は趣味の編み物・お裁縫メインで、個人的な意見や感想です。
ドライアイロン
接着芯を貼る時や、アイロンプリントは、かけ面に穴が開いていないドライアイロンが良いです。フラットな面で圧着できるので、むらなく接着できます。
水通しした生地が湿っている状態でのアイロンがけ、折り目をつけるなどの普通のアイロンがけはドライアイロンでしています。スチームアイロンのスチームは適温まで温度があがらないと出てこないのでタイムラグがありますが、ドライアイロンは素早く作業に入れるので気に入っています。
水スプレーしながらアイロンかければ、スチームアイロンの代わりにも多少はなるので、ドライアイロンがあれば用が済みそうですが、ウール生地を扱う時やスーツやコートのお手入れは、スチームアイロンかスチーマーがいいです。
スチームアイロン
編み物の仕上げ・生地の地直しの時は、スチームアイロンを使っています。ばんばんスチームを掛ける方が効果が高いので、アイロンから出るスチーム量が多い方が良いと思います。
ばんばんスチームすると、水の減りも速いのでタンク容量は大きい方が楽ですが、重くなるのでほどよい所で手を打ちます。あと、機種選定には残った水の捨てやすさも大事。毎日頻繁に使うならともかく、中に水分が残るのは衛生的にも気になります。
残念な所は水垢やカルキがたまりやすい事。水を沸かせてスチームするので仕方ないですが、こまめなメンテが必要で、さぼるとアイロンかけたモノが汚れる事があります。
欲しいアイロン
縫い代を折ったり、小さな部品にアイロンかけたりするには、普通のサイズのアイロンでは大きすぎて小回りがきかない事があるので、和裁のコテ的なものが欲しいです。常に加熱されていて、使いたい時にすぐ使えて、ピンポイントで熱を加えられる素敵アイテムです。
折り目つけたり、ちょっと伸ばすのにとても便利で、縫い代を折ったりする時に欲しいんですが、本物はちょっと手が出せないお値段。クロバーのパッチワーク用のコテも気になっていますが、軽すぎないだろうか。
ミニアイロンはサイズ的にとても良いと思うんですが、数回使っただけで温まらなくなるハズレを2回引いたのでもう手は出さないと思っていたんですが、クロバーのならそれなりのお値段がするので良いのかもしれないと気になっています。
うちのドライアイロン
ドライアイロンは、パナソニックの自動アイロン。NI-A66。コードが邪魔になるのでコードレスアイロンにも惹かれて使った事もありますが、コード有りタイプは使用中に温度が下がらなくていいです。
ケースはないので、買った時の段ボール個箱をそのまま使っていますが、いずれ何か用意したい。
かけ面は小さ目ですが、設定温度までの立ち上がりが早くてストレスがないです。レトロ感を醸し出している銀色部分は熱くなります。注意してても触れやすいですが、アイロンなので仕方ない。
かけ面はフッ素コートで、汚れが落ちやすくなっています。当て布をなしで接着芯を貼っていると、溶けた糊がついてアイロンがどんどん汚れていきますが、本当に簡単に汚れが落とせます。快適です。
あと温度設定ダイアルに「切」があるのが好きです。コンセントの抜き差しでの電源オンオフは落ち着かない気がします。個人の好みです。
掛け面に糊がついた時は、高温にして、不要な布に押しつけるように、ごしごしとアイロン掛けすると簡単にキレイになります。アイロンクリーナー使わなくても、数年きれいな状態が続いています。
夫がギターの塗装剥がしのために購入したもので、塗装は残念ながら剥がれなかったようですが、お裁縫でフル活用しています。安いのにとても良い。
うちのスチームアイロン
ティファールのアクアスピード150。古いです。かけ面にまんべんなくスチーム穴が開いているので、広い面積にスチームできます。ソーイングビーでもティファールをよく見るので、嬉しくなります。
使い心地
ドライアイロンが我が家にやってくる前は、これで全部済ませていました。浮かせてのスチームもできるし、重さもあり、頑固なシワなどを消すのにはもってこい。
穴が多いので、接着芯は注意して貼らないといけません。また、スチームしたくない時でも、スチームが漏れるというか水分を感じる事はあったので、ドライアイロンと使い分けが可能なら分けた方が良いと思います。
ケースがないので、帆布で収納用のトートバッグを作りました。袖万十などを一緒に入れて保管しています。
最新式は、もっときっとすごいんだと思いますが、これでもスチームの量はすごいです。ただ、ずっと大量の量のスチームが出続けるわけではなく、スチームが減る時間帯はあるので、様子を見ながら作業します。
かけ面は、滑りやすさのためか凸凹プリントがあるので、汚れが少したまりやすいように感じます。長く使っているので、焦げっぽい色合いになってきましたが、滑りは良いです。
また、前述のように定期的なメンテが必要です。取説を参考に、水垢防止バルブのメンテと内部クリーニングをします。取説紛失した場合は、メーカーHPにあります。
それなりにメンテはしていても、スチーム穴に白いカルキ?が溜まってきています。すべての汚れを取り切るのは無理なのではないかと思います。スチーム量が減ったら買い換えようと思っていますが、まだいけそう。
アイロンクリーナー
かけ面が汚れて、拭いても取れないような時は、アイロンクリーナーで掃除します。説明書に従って塗るだけなので簡単ですが面倒ではあります。
結構な臭いがするので換気をしっかりします。また、溶けた汚れが下に垂れ落ちるので、古い新聞紙やいらないタオルなどを多めに敷いて作業した方がいいです。アイロン台につくと取れないです。塗りすぎ注意です。
スチームアイロンの穴には入れないように、と説明書にありますが無理です。どうしても入ってしまうので、中には入らないように角度に気をつけるとか、臭いがなくなるまで拭き取りをがんばります。
アイロン台
ワイシャツにアイロンかけたりするなら、普通のアイロン台の方が掛けやすいですが、接着芯貼りとか地直しとかが多いので、フラットでふかふかしていないアイロン台を使っています。
足がついていないので、適当な作業台や机の上に置いて使います。ハイパワーで圧着したい時は床に置いての作業も可能とフレキシブル。薄いので保管場所は取らないような、それなりに大きいので場所が必要な、微妙な感じなので、普段よく使いそうな大きさに合わせてご購入ください。大・中・小・特大とあるようです。
我が家のは約45×75cm。接着芯貼りで前立てとかベルトとかには長さが足りないけれども、衿とかカフスは並べて作業可能。地直しはちょっと大変で、半分ずつ広げて少しずつアイロン掛けする感じです。
接着芯の糊や水分を浴びたりする事で、どんどん汚れていくので、我慢の限界が来たら貼り替えをします。手頃な生地で良いですが、濡れたりするので、色落ちしないものが良いです。あらかじめ水通しするとかすると安心。今は前に買った耐熱生地(ハイポラン)を使っています。
台に生地を乗せて、ぴしっと張るように引っ張りながらステープラー(ホチキス)を打ち込んでいくだけで簡単に貼り替えできます。ステープラーは開いて上から押し込みますが、失敗したら抜けば良いので気軽にチャレンジできます。
アイロン掛けの補助用品
平らなアイロン台は、曲線部分にアイロンをかけるのには向いていないので、万十的なものを何か用意しておくと便利です。私は細長い袖万を一個用意して、袖じゃないところもこれ一個で使い回しています。よく作る物に合わせるというか、最も頻繁に面倒くさいと思う部分用のお道具を1つ用意すると色々良いです。
タオルなどを丸めて使えば良い的なノウハウを見るんですが、タオルだと柔らかすぎてアイロンが効かない気がします。使う頻度によるとは思うんですが、不便だなーと思い始めたら、何か一個すると良いと思います。
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