やっと完成したので、写真を撮って夫に納品。着てくれてますが、着画がまだ撮れない。
完成の記念撮影
嶋崎隆一郎さん著、ミリタリーウェアの本のN3Bジャケットです。つやつや裏地で作るバージョンとウールで作るバージョンが載っていますが、雨の日も安心なように、撥水生地で作りました。
見本は、フードにファーがついて、フードの中はボアでもふもふなんですが、ファーとボアはなくしました。おっさんが着ても痛く見えないカジュアル寄りコートを目指してます。

生地は、ソールパーノさんのマルーデコットン。色はチャコールです。
中綿入りですが、ダウンほどふかふか見えず、でもそれなりに保温性能がある感じ。青森では無理な気がしますが、東京なら真冬でもいけるんじゃないか的な。中綿は、キルト用の綿の薄手と中厚を使いました。
フードは薄い綿入っていますが、形がしっかりする感じだけで、ふわふわ感はないです。アジャスターのバックルがかっこいいと思う。あと、フードが大きいです。頭入る部分は普通っぽいですが、フチが広い。

中綿効果で、フードの形がしっかりキープされているからか、体に沿わない。衿周りに隙間が開く感じで立つので、小顔効果はあるけれども、着てると衿元がすーすーするという証言が得られました。
ファー付けておく方が防寒には良いかもで、ドロストも本通りだったら入れる事になっていて、それで密閉性が高くなるんじゃないかと思うけれども、衿元すーすー対策には、マフラーしてもらうしかなさそう。
衿元は、のど元から15センチくらいあります。詰まるとかあごにひっかかって邪魔かと思いましたが、首の周りにゆったり立ち上がるので、衿周りすっきり。フードをかぶった時は顔がカバーされるので、暖かそうです。

吊してみたところ。フラップがかわいいので気に入ってます。ボタンを留めるループはチラッとしか見えないんだな、とか、ステッチのシワが意外と目立つな、とか、撮ってから気がつく事も多い。

ラグランのギャザーをなくしたから、シルエットはすっきり目な気がします。
気に入っているところ
大きいタグを見つけたので、縫い付けました。オリーブグリーンの裏地に焦げ茶色がいい感じだと自画自賛。

タグの大きさは、7.4×4.8センチ。端に折り返しがないタイプで縫いやすかった。裏地と中綿を重ねてから縫い付けました。
残念だったところ
ファスナーの長さ不足
ファスナーの長さを型紙で確認しないで発注してしまったので、合わせてみたら3センチくらいファスナーが足りなかったです。
写真の目打ちで刺してるあたりが、ファスナーの下側のつけ位置です。

フード側の付け止まり?を成り行きにしようか悩んだんですが、中途半端な気がしたので、上のファスナー付け止まりのしるしを守る事にしました。下側はしめた時にフラップで隠れるし、間違いっぽさがあまり出ないんじゃないかと。
ただ、持ち出しの下端からファスナーまでの距離があると、オープンファスナーを閉める時に、はめにくいような気はします。
ポケット位置
試作の時には気が付かなかったんですが、腰ポケットの位置が夫には少し高かったです。フラップ付なので、一度高めの位置に手を上げないと手を入れにくい。
胸ポケットは使わないと言われましたが、使うとしたらやはり位置が微妙に合わないらしく、好みがあるんだなーと。

夫は、いつもナナメの箱ポケットを好んでいるからかもしれないけれども、試作でそこまで本格的な試作をするのも面倒くさい。なんというか、シーチングの試作だとイメージが湧かないと言われるのだけど、本番生地での仮縫いは敷居が高いなーと思うわけです。
もし改造するなら
撥水生地は素晴らしかったけれども、足がすーすーするので、着丈をもう少し長くしたいというリクエストがあったので、なんとか応えたい。
その場合、ポケット位置を下げるのと、前アキの下位置ももう少し下げないといけないと思うのだけど、ファスナーが長いとしめにくくないかしら。妥当な長さってどのくらいまでなのかしら。
完成までの道のり
ミリタリーウェアの本は、イロイロな技が散りばめられていて、アレンジの夢もふくらむ良いご本だと思います。カジュアルでかっこいいアウターが作れます。
仕様を一部省略したのですが、それでも部品数が多く、型紙・生地の断裁で結構時間かかりました。

縫う工程はフードから始めました。本番生地の扱いの練習も兼ねて、失敗したらやり直ししやすいフードから始める事が多いです。バックルについてもこちらの記事にあります。
緊張するので後回しにしたいけれども、手をつけないといけないポケットを次に。ポケットのボタン類は後回しです。
ポケット作った後は、細かい作業がないので、さくさく進みました。型紙を改造したり、成り行きで大きくしたりとかはしましたが、難しい事は特になかったです。
表と裏、ファスナーを合わせてひっくり返してステッチの工程。一番手こずった感というか、やり直しが多かった。大物のどんでん返しは好きじゃないです。
バネホック、ハトメ打ちは、手打ちに断念してハンドプレスを導入したので、一瞬で終わりました。専用機械万歳です。
生地とか材料とか副資材
用意した生地、副資材のまとめ記事はこちらです。選んだ理由とか、細かいサイズとかはこちらの記事をご覧頂ければと思います。
表地はソールパーノさんのマルーデコットンツイルヴィンテージ。パーノさんの生地は、色見本を取り寄せると楽しいです。
裏地はペンターV。色は廃番色のモスグリーン。この裏地、しっかりしていて扱いやすくて好きです。制電効果のほどはわからないです。
中綿はバイリーンのキルト綿。中厚と薄手を使いました。本の指定は厚手なんですが、もこもこしすぎなくて良かったです。
袖口部分は、外からはあまり見えないですが、リブニットが入っています。厚手のリブは季節ものだったのかもしれません。春になって品薄っぽいです。
大きくてかわいいタグ。飾れる要素が少ないので、頑張って探しました。
ボタンのループ、ドロストの紐はパラコードを使いました。
渋めのバネホックはこちら。










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