既製品のクッションの中綿のカバーに、好きな生地でクッションカバーを作ってカバーをつける、という簡単ソーイング。クッションカバー新調の記録です。
クッションカバーのサイズについて
クッションカバーを作るにあたって悩ましいのがサイズ。手元にあるクッションの中綿のサイズがいくつなのか、クッションカバーは何センチで作れば良いのか、というのが意外に悩ましいです。
既製品もしくは、お手元にあるクッション中綿のサイズの確認方法
クッションはふわふわなのですが、サイズを測る時は、ふわふわの中心部分ではなく、辺の部分の長さを測ります。縫い目にメジャーや物差しを当てて測れば完了。
既製品のクッションのサイズ表記、50×50とか、45×45とかの数字も辺の縫い目部分の長さです。
クッションカバーのサイズの決め方
クッションの手触りがぱんぱんが好きな人もいれば、くったりが好きな人もいると思うのですが、ぱんぱんだったクッションはいずれくったりになるので、とりあえずぱんぱんを目指します。
クッション中綿と同寸を上がり寸法としすると、いい感じになると思います。好みなんですが、余裕というかゆとり分はあまりつけない方が良い気がします。
クッションカバーの材料
材料はほとんど生地だけあれば。そして、インテリアアイテムなので気に入った生地を使うのが一番です。好きな素材で好きな柄の生地を使いましょう。微妙に残ったお気に入り生地の使い切りにも良いです。

今回使った生地は、コットンこばやしのシロクマネル生地(左側)とシロクマバンダナ柄ダブルガーゼ(右側)と、写真に写っていませんが、左のネル素材のものの裏側が、スムースニット(ninaのLOV)です。
必要な生地サイズの算出
クッションカバーを作るのに必要な生地のサイズは、中綿の入れ口の作り方にもよりますが、大体クッションサイズ×2+ぬいしろが少し多めにあれば作れます。ぬいしろは、仕立ての方法で多少変わりますが、大して影響ないですし、足りなくて小さめに出来上がってもクッションなのでなんとかなります。
生地が決まっている場合は生地のサイズによって、仕立ての方法を決めると良いです。仕立てで一番大事なのは、クッション中綿を入れる部分の処理。あとは縫いしろの始末の方法の違いくらいです。特に問題なければ、練習したい方法とか得意な方法とか、手頃な方法とか、好きな方法で。
ネルとスムースニットはパジャマパンツを作った残りです。パンツを作った後に残っていた細長ーいハギレをキレイに使い切れました。満足。
ばんざいしているシロクマ柄のネル生地はもうなくて、ツイルしかないようですが、インテリアなのでツイルでもいけます。でも、ネル生地のクッションは肌寒い季節に良いです。
クッションカバーの副資材
中綿
中綿は、手頃なヌードクッションを使います。ユザワヤとか家具屋さん、布団屋さんで売っています。生協でも売ってる時があるし、おうちにあるクッションを再利用しても良いです。
手頃な薄い布で簡単な袋を作って、そこに古いタオルとか手芸綿を詰めるでもいけると思いますが、タオルだとふわふわ感があまりないし、手芸綿は結構な量を使うので、買った方が楽です。
内袋なしでクッションを作ると、汚れた時にクッションごと洗わなくてはいけないので、クッション本体と外側(カバー)は分けられる方が良いと思います。
古いクッションの中身は、結構汚れているので、へたってきて中綿を追加したい時とかは、大きく開かずに少しだけ開ける方が良いです。また、洗えるクッション以外を洗うと、固くなったり風合いが変わる事が多いので、古いクッションは処分する方が気持ちよく使えると思います。
ファスナーとか
クッションの入れ口を完全にとじるタイプのクッションカバーは、ファスナーを使う事が多いかと思います。固いファスナーは当たった時に痛いので、ニットファスナーとかコンシールファスナーがおすすめです。
ニットファスナー・コンシールファスナーの長さ調整は簡単なので、作りたい長さより長いものを用意します。色はアクセントカラーでも、同じ色でも、色々な色から楽しく選べます。
私はニットファスナーの片方を折って隠すとか、縫ってない状態の生地を折る工程が苦手なので、ファスナーを隠したい時はコンシールファスナーが好きです。

大体クッションの表側と同じ大きさになるように2枚をコンシールファスナーでつなげた後、表側の生地と同じ大きさに化粧裁ちすれば良いです。ファスナーの位置は真ん中でなくても良く、臨機応変に、型紙とかなくても作れます。
ニット生地は家庭用ミシンで縫いました。伸びにくいタテ方向に縫い付けたので、普通のミシンでコンシールファスナー押さえで問題なく縫えました。気になる場合は、接着芯を細長く切って貼ると良いです。
ミシンのメーカー機種によって押さえが使えるとか使えないとかあるので、ご購入の際は、カタログかミシン屋さんに確認すると安心です。
ファスナーを使わないクッション入れ口
ダブルガーゼのシロクマバンダナ柄は、比較的たっぷり生地が残っていたので、折りたたむ方式。ヌードクッションを入れる入れ口は重なっているだけの楽ちん仕立てです。
裏側の入れ口の重なりは5センチ程度で良いように感じます。あけ口になる部分を三つ折りか何かで縫いしろ始末したあと、表向きで一度出来上がりの状態になるように折り、そのまま裏返すと、どこを縫えば良いかすぐわかって、間違いもありません。

あけ口以外のぬいしろ始末は、糸がだらだらほつれてこなければ何でも良いので、捨てミシンでも良いし、丁寧にするならバイアステープでくるむとか、袋縫いするとか、なんでも良いと思うのです。
補足・ニット生地と普通生地の縫い合わせとか中綿のこと
ネル生地とニット生地の縫い合わせは、片方が伸びない生地なので普通のミシンと普通のミシン糸で縫えました。スムースニットは、伸びやすい訳でもないので、ニットソーイング初心者向きの生地だと思います。
普通の生地とニット生地の縫い合わせで、ニット側の伸びが気になる場合は、伸び止めに接着芯を貼ると良いです。あと、マチ針で止めるよりしつけ糸でしつけした方がずれにくく、伸びない生地を下側にして縫うと、よりずれない気がします。
ヌードクッションの中綿がへたってきた場合は、内袋というか綿が入っている、大概つるつるしている生地の袋の縫い目を少しほどいて、手芸綿などを追加で入れれば、もとのふわふわが復活します。
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