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失敗作・固定できるパウチカバー

パウチが重たくなってきた時、パウチカバーが外れそうになるのを防ぎたい企画です。試行錯誤中の記録なので、どなたかの参考になれば嬉しいし、アドバイスあればもっと嬉しい。

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前回作ったパウチカバー

ストーマパウチ装具がチラッと見えた時の不快感軽減とか、お肌との接触を防ぐとかのためのパウチカバーを自作したく、まずは既製品と似た感じのパウチカバーを作った記録はこちら。

このTシャツみたいなニット生地で作ったパウチカバーは、後日消臭タグを追加装着。お出かけのたびに使っているのですが、パウチの中身が重くなってくると外れそうになってしまいます。

カバーは、パウチの上側にひっかかっている形状というか仕組みです。パウチが重くなってくるとパウチの上側が引っ張られて下向きになり、カバーを保持する根性が失われ、カバーがはずれそうになります。違和感を感じた時点で、パウチの上側を押さえているらしいのですが、なんとか改善できないかと。

ベルトで固定できないかシステム

ストーマパウチ自体が剥がれて困る事態を防止するための、ストーマパウチ固定用ベルトというのがあるのですが、それを使ってカバーを固定できないかと考えました。

涼しそうな素材でパウチ固定用ベルトを自作した記録はこちら。

パウチカバーにも固定ベルトを縫い付けるのが一番手っ取り早いんですが、それだとお腹周りにベルトが2本になってしまいます。1本でも暑いし、うっとおしいらしいので、固定用ベルトでパウチカバーを一緒に固定したい。いずれ量産するのだし、縫うのが簡単だとなお良い、というかそっち優先で考えてみました。

両側にベルト通し穴をあけてみたパウチカバー

部品数を少なくしたかったので、外側と内側の2パーツにしてみました。夫はお肌が弱いので、やわらかそうなダブルガーゼを使っています。

パウチの面板を出す穴部分が開いた内側と外側を縫い合わせ、ベルトを通せる穴を開けました。

パウチカバー全体図

失敗作です。なぜ上手くいかなかったのかがわからないので、これは駄目です、という悪い見本として残しておこうかと思う次第。

作るのは簡単で良かったんですが、実際に付けて動いていると、カバーが内側にどんどん寄ってきてしまいます。カバーが変形するので、パウチ袋も一緒に変形してしまって色々よろしくなかったです。

下の写真は外側から見たところ。穴の脇の耳的な部分で押さえられるかと思ったんですが、押さえられず、カバーがどんどん矢印の方向に寄ってきます。上側が変形するので、下側も一緒に変形して、中央が縦にぽこっと山脈のように盛り上がりました。

パウチカバーの失敗

ベルトを通す穴自体は、見返しっぽい感じで開けました。ガーゼは柔らかいので穴の部分だけ固めの接着芯を貼りましたが、固すぎたのかもしれません。柔らかい部分と固い部分の差的なものが良くなかったのか、単純に形状に問題があるのか、まったくわからない。

ただ、穴の開いた感じはかわいい。ふわふわガーゼとニット生地で縫いにくいので、ミシンで縫ってひっくり返した後は手縫いでまつっています。

面板の横側

あと、穴部分。前回は、穴の上側と下側を分割していたんですが、今回は穴だけ開けてます。面板のベルト用タブに干渉しない感じの楕円形の穴を開けました。

カバーの下側は、大きく開口できるようにしています。中身を捨てる時に使うというより、カバーの中でパウチが落ち着くように整えるのに、穴は大きめに開いている方が扱いやすかったようです。開口部分は、生地が1枚でやわやわなので、カタチをキープできるように、バイアステープで縁取りしました。

このダブルガーゼ、かわいいハリネズミ柄がジャガードになっていて、普通のダブルガーゼよりも2枚の合体力というか一体感が高くて扱いやすくて良いです。

ジャガードガーゼの裏側

もう同じ柄の生地はないようなんですが、仕様的にはほとんど同じっぽいのがこちら。

子供や肌が弱い人にはガーゼが良いよね、と思うのですが、縫い目とか、生地が重なった部分とかが固くなるのはなんとかならんものか。

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実験中の別の方策

縫う手順というか、処理の仕方が思いつかないので採用したくないのだけれど、内側(お腹側)だけにベルト通しを装着するタイプを実験してもらいました。

ベルト通しを簡単につけてみたところ

とりあえず、手縫いでニットテープをつけてみました。ベルトの付け外しもしやすいし、ずれてはこないのでこっちの方が良い気がするとのこと。この方法を少しすすめる感じで考えていきたい。

現状ニットテープはとりあえずくっついているだけのなので端の処理方法が悩ましいです。折ったら厚みが出るし、溶かしたら固くなるし、片方だけ固定してスナップとかで留める方が装着しやすいのだろうか、スナップは固くなっちゃうかな、とか悩んでいます。病気のせいか薬のせいか分からないですが、皮膚が薄くて敏感なのでできるだけお肌に当たらない感じに、柔らかく作りたい。

夏と冬のオストメイト

夫は、今年の春にオストメイトになったので、どの季節も初体験です。春はともかく、夏は暑かったようです。パウチカバーの腹側・パウチ・パウチカバーの外側の保温効果で、お腹が暑い暑いと汗だくで過ごしていました。カバーの生地が汗を多少は吸収して汗疹を防げたかもしれないけれども、どうだろう。

やっと過ごしやすい季節になってきて、これから、はじめての冬になるんですが、パウチの具が冷えたら寒そうだなあ、と思います。ただでさえ、男性冷え性なのに、冷え冷えのモノがお腹にあるのはやばそう。

パウチカバーを温かい素材にするべきなんだろうか?とも考えていますが、分厚くなりそうだし、どうなんだろか。冬向けの対策としては、とりあえず、Tシャツの裾をインしてもパウチはパンツにインしなくて良いようにTシャツに穴あけてみました。他に何か対策しておいた方が良い事がないか、先人のお知恵をどうか。何かあったら教えて頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。

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