ファスナーの長さ調整とロックできるファスナーの事

ぴったりの長さのファスナーがないとき、ファスナーの長さを調整します。簡単にできます。

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ファスナーの務歯を取る道具

ファスナーのスライダー(引き手の部分)を動かして閉めたり開けたりする部分のツブツブを務歯(むし)といいます。ファスナーの長さを調整するのは、使いたい長さ以上の部分の務歯を取るだけですが、メタルファスナーの場合は道具があると楽です。

私は夫からもらったエンドニッパーを使っています。くいきりともいう道具で、先がまっすぐになっているニッパーです。安いのから高いのまで色々ですが、ファスナー詰めには小さい方が使いやすい気がします。

くいきりニッパー

取り去りたい部分の務歯を挟んで、引っ張ると取れます。ニッパーで挟むよりも、しっかりがっちり挟めるので、力をかけずにテープから外せます。

ファスナーのスライダーが上からすぽっと抜けないように上側を止める金具(上止め金具)がついています。それはヤットコ(細いペンチみたいなもの)で外して、務歯を外し終わったら一番上に付け直します。付け直しは、ぎゅと挟むので、メタルファスナーのサイズ調整には、平ヤットコとエンドニッパー(くいきり)を用意すると楽です。

なければないで、カットしてくれるお店に依頼するとか、ペンチとかで頑張る事になると思うんですが、一度道具を用意しておくと、やりたいと思った時のハードルが下がるので、何かのお買い物の時に一緒に求めておおけば良いのでは、と思う次第。なんというか、専用の工具は良いです。色々楽です。

上止め金具は、ファスナーのサイズに合わせる必要があるので、できれば現状付いているものを再利用する方が楽ですが、ない場合は売っています。ただ大体、量が多いです。

ビスロンファスナーの時は、務歯の先をハサミやニッパーで切り取って、テープに付いている部分をむしればOK。コイルファスナーはミシンで縫えるので、務歯を取らなくても使えます。

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ロックできるファスナー

小物用のファスナーであれば気にしなくても良い事が多いですが、お洋服のファスナーは、ファスナーが勝手に開かないようにロックというかストッパーがついているスライダーを使います。

ジャケットとか、パンツとか、タテになった状態だとロックのついていないスライダーだと落ちてくるのですが、ロックとかストッパー付きのファスナーだと、スライダーを触った時しか動かないので安心。

下の写真は、廃盤品で詳細が分からないのですが、ロック機構付きのファスナーです。

メタルファスナー・ロック機構付き

スライダーを下向きにして押し込むようにすると、カチっと止まってスライダーがぶらぶらしません。勝手にファスナーが開く事もないので、パンツの前開きに使っても安心。

スライダーを持ち上げてみたところが下の写真。普通のスライダーよりなんというか、メカニカルな感じがします。

ロック付きのメタルファスナーのスライダー

YKKのカタログを見ると、ロック付きのスライダーが何種類かあるようです。服飾用にファスナーを用意する時は、ロックのあるなしも検討のひとつにすると、お洋服を快適に着られると思います。

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