ダイロンでチェック生地を染める

生地の厚さや質感が気に入ったのに、色が好みでなかった生地をダイロンで染める事にしました。

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染める生地のこと

日暮里の岩瀬商店さんの先染めツイル生地です。お店の方はカツラギとおっしゃっていました。1メートル550円。値段と質感がつり合わない、良い生地です。良い色に染まったら夫のパンツにします。

綿100%先染めカツラギ

夫パンツ用生地を探すにあたり、最初に日暮里のトマトに行ってみましたが、本館にもセレクト館にも気に入った生地がなく、本館のお姉さんによると「出物があれば」という事でした。先染めの厚手ツイルは生地としてはあまり売っていないようです。無地なら沢山あるのだけれども、チェックとか何か柄がある生地が欲しくていのですが、運がなかったようです。アパレル残反とかを扱っているお店をこまめにチェックするしかないの気がします。

岩瀬商店さんで相談させていただいた時に、奥の方から持ってきて下さった生地が写真の生地です。ビビる大木さんのジャケットになったとおっしゃっていました。

帰宅して岩瀬商店さんの通販ページを確認したところ、同じ生地がありました。色が違って見えて、通販だったら買わなかっただろうと思ったので、実際に生地を見られて良かったです。上の写真の黄色のほかに青も買ってきました。通販ページの写真の中に、黄色と青が一緒にっているものがあるような気がしますが、写真よりかなり鮮やかなキレイな青です。

コットン先染めチェック黄色 EC00048-生地の通販サイト 岩瀬商店
コットン先染チェックです。 しっかりと織られてます。 大きめのチェックがインパクト大! ちょっと固めでさらっとした触り心地です。 ジャケット、ブルゾンなどにぴっ...

下のリンクは、日暮里繊維街HPの中の岩瀬商店さん。

(有)岩瀬商店 | 日暮里繊維街公式ホームページ
東京都荒川区東日暮里にある日暮里線維街の公式サイトです。90軒以上の生地を扱う店が集う日暮里繊維問屋街の店舗・セール・イベント・アクセス情報等様々な情報をお届け...

ダイロンのこと

ダイロンマルチで染めました。ダイロンプレミアムよりも染める時に使う塩の量が少ない事が選定理由です。プレミアムは1袋につき250gもお塩を使うので、ちょっと躊躇してしまいます。

生地幅120cm×3.2mで重量は1.7kg。ダイロンマルチ1袋で染められる量は250gなので、6.8袋必要になりますが、すぐに調達できたのが6袋だったので、とりあえず6袋で染めてみました。

濃い色に染める場合は倍量使うとありますが、真っ黒にしたい訳ではなく、それなりに模様が残りつつ色が抑えられれば良いなあという感じです。

染めた後の色止めにカラーストップ1袋も一緒に用意。1袋で1kgだそうです。足りないかもしれませんが、色落ちが激しかったら追加すれば良いかと。

染める時の助剤的な塩は、お酢を試してみたかったので、米酢500mlを用意しました。

ダイロンまつり

生地はノリがきいているのか、かなりパリっとしていたので、ネットに入れて洗濯機で普通に1回洗ってすすいで脱水しています。熱い方がよく染まりそうなので、染料液に浸ける前に、熱湯をざぶっとかけました。

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染め工程

染料の量に比例してお湯の量も増やすようなんですが、1袋につき6リットル、単純計算だと6袋だと36リットルになります。さすがに36リットルのお湯は無理ですし、とりあえず生地が浸かりそうな量のお湯に染料全量とお酢1瓶を投入、生地をつけ込んでみました。

濃い色に染めたくて倍量の染料を使う時は、お湯の量は増やさなくても良いし、お湯が少なそうな場合は適宜お湯を足せという事なので、染めるものが泳ぐ程度に浸かれば良いのではないかと。

25lコンテナにお湯と生地

染料液を入れたのは、容量25Lのコンテナで、大きいゴミ袋を色移り防止のためにかぶせています。ダイロンのお粉は1リットルくらいのペットボトルに3袋ずつ熱湯とともに入れ、ぶんぶん振って溶かしました。

最初にためたお湯+染料入りペットボトルのお湯+お酢で、最終的におそらく10リットルくらいです。お湯は、お風呂の給湯器の最高温度で約80℃です。

最初のお湯の量もあやしいし、適当にお湯を追加したので濃度もあやしいですが、とりあえず真っ黒の液体に生地を浸けて、ムラにならないように念じながら、押し洗い的な動作を20分ほど、放置時間中も結構頻繁に押し洗いを20分ほど。夏にする事ではなかったです。熱中症の危険があるので、涼しい季節をおすすめします。

トングでゆさゆさする程度ではムラになると思ったので、厚手手袋をしてぐいぐい押しました。使い捨て手袋とかママ手袋より厚いような気がします。トワロンという業務用とか作業用とかのしっかりした手袋です。それでも熱かったら軍手を中に履くと良いと思いますが、今回は、手袋だけでいけました。

染め上がり

熱いのも大変だったんですが、すすいでもすすいでも、染料が出てきて、終わりが見えない事がきつかったです。ほどよい所で諦めるのが肝要かもしれません。お水はけちらず、たっぷりのお水に泳がせてすすぐのが、最終的に一番効率的な気がします。

乾いてみると、真っ黒な染液の様子から期待していたほどには染まっていません。すすぎ後、カラーストップをして、一度普通に洗濯したのが下の状態です。黄色かった部分がオリーブ色になりました。

黄色い生地をダイロンで染めた結果

青い部分と赤っぽい部分は、あまり変わった感じがしないので、青い方の生地も黒で染めるだけではあまり変わりがない感じになる気がします。

補色で染めると黒っぽくなるという事がどこかに書いてあったようなので、もう少し涼しくなったら、染料の配合を検討して、もう一度染めてみます。

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