昔編んだシリーズです。エミーグランデで間仕切りカーテンを1年かけて編みました。半間のドアに丁度サイズで、費用も時間もつぎ込んだので残しておきたいです。
レース編みカーテンの材料と道具
使用糸は、オリンパスのエミーグランデ。糸を繋ぐ回数を減らしたくて100グラム巻を使いました。
![方眼編みのカーテンの上半分](https://paji5.rui-rara.jp/wp-content/uploads/2024/12/kuroneko_curtain_1.webp)
エミーグランデ100グラム玉1玉で編めた量は、だいたい75センチ×30センチ。巻きの中につなぎ目が出てこなかったのはラッキーだったのか高いからなのかは分からないけれども、糸つなぎ回数が少なくすんで良かったです。方眼編みの糸処理は結構面倒くさいと思います。
出来上がり重量は570グラム。6玉使いました。最後の方は編んでいて重かった。ひざ掛けとしては優秀で暖かでしたが、重い。ショールとか羽織るものとかひざ掛けは、毛糸とか軽い糸で編まないときついです。
レース針は、0号を使用。金属針は疲れるので、ソフトグリップのものをオススメします。
ポールに通して吊す部分は綿ローンを使いました。重たいので、しっかりしている方が良さそうな気がしてのチョイスです。レース針をざくざく刺せるので、編みながらカーテン本体と合体させました。ギンガムチェック位までの生地なら、レース針で縁飾りつけるの簡単です。
出来上がりサイズと仕上げについて
出来上がりサイズは約75cm×165cm。2目の方眼編みで、96方眼×267段です。ゲージを取ってみたところエミーグランデ+レース針0号で、10センチあたり13マスだったので、出来上がり希望サイズに合わせつつ、模様の配置に都合良さそうな目数に設定しました。
編み始めは、下の写真のような細長いテープ状態。端から端まで続けて編んで、フチ編みなしにしたので、結構緊張感高めです。
![レース編みのカーテンの編み始め](https://paji5.rui-rara.jp/wp-content/uploads/2024/12/kuroneko_curtain_5.webp)
次の写真は、カーテンが育ってきたところ。長編み集中ゾーンは幅が広くなりがちで、ベタ面積の大きい模様はきついです。フチの囲みの部分、全部長編み2段入っているので、幅が広めで固定されると良いなと思ったんですが、期待通りにはならず。裾幅が広めになっただけでした。
![方眼編みレースの編み始め](https://paji5.rui-rara.jp/wp-content/uploads/2024/12/kuroneko_curtain_3.webp)
仕上げの糊付けはしませんでした。乾燥するまで置いておく場所がないのと、ピン打ちする台的なものが確保できませんでした。ブロッキングすると少し薄くなって繊細な感じになるので、どちらかといえばブロッキングしたかったんですが、残念。ただ、心置きなく洗濯できるのは良いです。
模様の作り方と完成写真
全体のイメージは音楽。外側のピアノの鍵盤風の模様などを大体決めてから、内側にそれっぽいアイテムを配置していきました。鍵盤模様とか繰り返すだけで良いので楽ちんですが、鍵盤の長さを決めるのに結構悩みました。
下の写真、左側は吊したところ。右側は床に広げて置いたところ。ちょっと印象が違っておもしろいです。
![](https://paji5.rui-rara.jp/wp-content/uploads/2024/12/kuronekocurtain6.webp)
方眼編みなので模様はドット絵です。ただ方眼編みのマスが完全な正方形ではないのと、吊すと多少縦に伸びる事を考慮してドット絵を作らないと、模様が少し縦長になってしまうような気がしたので、エクセルで方眼紙を作りました。
エクセルで編み目の縦横比に合わせた方眼を作り、そこに絵柄をのせてプリント、蛍光ペンで輪郭線を決めてドット絵の目数を決めていきました。輪郭線というか境界線というか、塗りつぶすかどうするか悩ましい所も多く、目数を決めるのには結構時間かかりました。
柄というか、要素というかキャラクターというか、ご家庭内での利用に限るものがあります。手作りの醍醐味だと思うのです。楽しかった。
![レースの間仕切りカーテンのほぼ全体](https://paji5.rui-rara.jp/wp-content/uploads/2024/12/kuroneko_curtain_4.webp)
全体写真を撮るのに試行錯誤しています。頑張った事が伝われば嬉しい。
手加減が一定しないので、升目のサイズがびみょーに違いますが、達成感だけはたっぷり堪能できました。メインの黒いネコちゃんが、かわいらしく出来たので大満足ですが、胴体の長編み密集地帯はきつかった。
![方眼編みのレースのカーテン](https://paji5.rui-rara.jp/wp-content/uploads/2024/12/kuroneko_curtain_2.webp)
光が透過すると、かなり良い感じだと思います。
フチ編みというか、オリジナル柄でない部分の地の部分の模様の編み方は、レース編みの本を参考にしました。手元にあるのは、「美しい方眼編みレース」ですが、なんでも良いので1冊お手元にあれば色々参考になると思います。
書籍のデザインの一部とか、模様集とかの模様はオリジナル柄とかオリジナル模様の参考にできるので、必要なサイズというか、丁度のサイズのものを作りたい時とかに便利です。ただ眺めているだけでも目の保養になるので、好きなデザインの載っている本が見つかったら、ぜひお求めになる事をおすすめします。意外と絶版になるのは早いです。
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